MVNOを使うスマホ維持費の節約方法で,電話番号つきSIMは安定回線だが通話料が高い。050のIP電話アプリは安いが通話は安定せず
スマホの維持費を節約するために,MVNOを活用する。
音声通話あり・なしのSIMカード契約で,
それぞれ通話料金を抑えるにはどうしたらよいのか?
下記にまとめ。
(1)MVNOによる,「音声通話付き」の格安SIMを使った場合:通話は安定だが,料金が高い
- 金額は毎月2千円ぐらい
- メリット
- 番号が080・090なので,どんな番号とも相互につながる(050だとつながらない番号が有る)
- デメリット
- 無料通話分がない
- 1分あたりの通話料が高い
- MNPでの転入手続きに数日かかり,その間は通話できない
- 加入時に本人確認の手続きなどが面倒
【月額2,000円前後】音声通話に対応している主要な 格安SIM(MVNO)まとめ
http://matome.naver.jp/odai/213901327...
- 音声通話が使える格安SIMは、080/090の電話番号付きで、おおよそ月額2,000円前後から利用できます。
- 音声通話に加えてLTEや3Gのデータ通信が使えるため、メールやLINE、他スマホアプリなども問題なく利用できます。
SIM通 IP電話アプリ「050plus」と「SMARTalk」を使ってみた! (1/2) - 教えて!goo
http://sim.oshiete.goo.ne.jp/colum/20...
- 電話番号付MVNOのSIMは,090/080といった使い慣れた電話番号から発信できる
- しかし無料通話時間がなく一律30秒21.6円。友達同士ならLINEという手もありますが、仕事だとそういうわけにもいかず、気づけば通話料が重くのしかかる…なんてことも
MVNOのデータ通信用SIMが熱い戦いを繰り広げているぞ|木暮祐一のぶらり携帯散歩道 | POSTCO Lab.
http://blog.postco.jp/archives/10197
- MVNOの提供するSIMカードには、データ通信専用のプランと, 音声通話(090/080/070番号)付きのプランの2つが選択できる
- しかし音声通話付きのプランは, 本人確認の手続き等が非常に面倒
- ましてやMNPを利用し、同番号で利用できるようにしようものなら、回線切り替えの数日間は電話番号が使えなくなる
- ということで、MVNOはデータ通信専用プランで、不要になったらすぐに解約するつもりで、気軽に使うのが一番よい
- 何しろ競争が激しい世界ですから、いつ、自分が使っているSIMカードよりもお得なものが他MVNOから出てくるかわからないため
(2)MVNO契約はデータ通信のみで,音声通話は050のIP電話を使った場合:料金は安いが,通話が安定しない
- 金額は900円ぐらい。つまり毎月,通話代がかからずデータ通信料のみ。
- メリット
- 維持費が最も安い
- 着信専用の「待ち受け機」としての利用に適している
- LINEなどのアプリと違い,
- 一般電話との通話のやり取りも可能。
- 留守電が設定できる。
- アプリ常駐時の電池のもちが良い。
- デメリット
- 番号が050なので,相互につながらない番号がある。特に,緊急用の110などの番号に発信できない。
- 音声の品質が悪く,通話の内容が途切れ途切れになる。
- 着信拒否などの設定ができない。
MVNO運用パターン5つ 後半 【050】: 格安のMVNOサービスを試す
http://mvnodata.seesaa.net/article/39...
- 「スマホ+音声通話つきMVNO」の組み合わせの場合,MVNOを利用して安くできるのはデータ通信だけなので、通話料は決して安くなるわけではありません。
- もう一つの手は,スマホ+データ通信MVNOのみで,050の番号を使うIP電話アプリで通話する方法。
- 音声通話用回線を完全に捨ててしまって、電話はインターネット回線を利用したIP電話で代用する
- データ通信のみの契約なので, 利用料金は最も安いです。
- しかし電話回線を破棄して050一本にするのは少々不便な点もあります。050に、もしくは050から掛けられない電話番号があります。
050plusを1か月使用した感想(評価・レビュー): 格安のMVNOサービスを試す
http://mvnodata.seesaa.net/article/35...
- 単なる通話アプリならば他にもSkypeやらLINEやらがあるが、050plusのように一般電話からの着信ができるアプリというのはあまり見ない。
- 留守録もできるので、普通の電話機能に取って代わる可能性がある。
- LINEは結構電池を食うが、050plusは常駐させていてもほとんど電池の減りに影響はない。
- しかし実際に使ってみたところ,LTE、3Gのときは音質にちょっと問題あり。
- 音が途切れ途切れで実用に耐えない時も。特に昼間は辛い。 通信状況の良い時でも,音声が届くのに遅延がある
- 結局LINEの音声通話と同じくらいの品質
- 着信拒否設定ができない。
- 携帯電話回線は解約せず、050plusは併用にとどめておいた方がよい
IP電話とMVNOのデータSIMを組み合わせて使う | SIMチェンジ 格安SIM比較サイト
http://simchange.jp/ip-phone-mvno/
- 最近ではほとんどのMVNOキャリアで音声通話対応SIMを取り揃えています。
- しかしMVNOの音声通話対応SIMは、
- MNP転入の場合に手続き完了までに数日かかるために, その間携帯電話が使えない期間が生じたり、
- 通話料が30秒20円とキャリアに比べて割高感があるなどの問題点もある。MVNOの音声通話料は高い。
- 「自分からは電話をほとんど掛けない待ち受け専門」という人は, MVNOに乗り換えても大きな影響はなく、むしろトータルで見れば料金は安くなる
- 毎日のように何本も電話を掛ける人にとって、MVNOの回線を使うとかなり料金が嵩んでしまう
- そこでIP電話アプリを使えば,音声通話つきSIMよりも劇的に安くなる
- がしかし,IP電話はほとんどの場合110番や119番といった緊急通報用の番号への発信に対応していません。この点だけは十分に注意して下さい。
まとめ
結論としては,
- 着信専用ならば,音声通話付きのMVNOがベスト。
- 発信もするならば,安定した回線で低料金で運用するために,ガラケーとの2台持ちが最強。
- ただし2台持ちは面倒という人もいる。
- IP電話アプリだけに通話を統一,という選択は,現時点では賢明でないのでやめたほうが良い。
ガラケーとの併用については,下記のエントリを参照。
携帯電話の料金を「ガラケー+スマホの2台持ち」で安くする方法。併用時の使い分けは,通話用とWifiデータ通信端末に。
http://computer-technology.hateblo.jp/entry/20150423/p1