Windows10タブレットがWifiにDHCPで自動でつながらない時の,IP設定操作と手動切り替えを楽にするためのバッチ
Windowsタブレットで,無線LANのDHCPが効かないので,
固定IPアドレスの設定を自動化するためのバッチ。
なぜ必要になったか
Acer ICONIAのWindows10タブレットを使っているのだが,
ある時から突然,WifiのDHCP切り替えがうまくいかなくなった。
原因不明で,仕方ないのでIPアドレスを固定にして
手動でIPアドレスをセットしなおして運用していた。
でも, 毎回手動でネットワーク設定を打ち直すのは面倒すぎる。
そこで,
- 「IPアドレスやゲートウェイ,DNSなどの設定を自動的に行なってくれるバッチ」
を作り,デスクトップに置いておくことにした。
バッチのソースコード
外出先でモバイルルータに接続するためのバッチ:
@echo off echo Wifi設定します。 set IFNAME="Wi-Fi" set IPADDR=192.168.225.10 set MASK=255.255.255.0 set GW=192.168.225.1 set DNS1=8.8.8.8 set DNS2=8.8.8.8 netsh interface ipv4 set address name=%IFNAME% static %IPADDR% %MASK% %GW% 1 netsh interface ipv4 set dnsservers name=%IFNAME% static %DNS1% primary validate=no netsh interface ipv4 add dnsservers name=%IFNAME% %DNS2% index=2 validate=no ipconfig /all | more pause
自宅に戻ってから,
自宅のWifiに接続するためのバッチ:
@echo off echo Wifi設定します。 set IFNAME="Wi-Fi" set IPADDR=192.168.225.10 set MASK=255.255.255.0 set GW=192.168.225.1 set DNS1=8.8.8.8 set DNS2=8.8.8.8 netsh interface ipv4 set address name=%IFNAME% static %IPADDR% %MASK% %GW% 1 netsh interface ipv4 set dnsservers name=%IFNAME% static %DNS1% primary validate=no netsh interface ipv4 add dnsservers name=%IFNAME% %DNS2% index=2 validate=no ipconfig /all | more pause
参考資料:
バッチファイルでWindows 7のネットワーク設定を変更する方法 - Eiji James Yoshidaの記録
http://d.hatena.ne.jp/EijiYoshida/20130305/1362497700
- ノートPCを持って自宅や客先を行ったり来たりしているとネットワーク設定を毎回手動で変更するのが面倒なので、バッチファイルで変更することにした。
IPアドレスとDNSサーバーをバッチで設定する方法【共通編】
https://automationlabo.com/wat/enc/net/setipaddress/
- IPアドレスとDNSサーバーを自動取得とする場合、以下のバッチを利用します。コード内の「イーサネット」という表記は、ネットワークインターフェース名です。有線・無線、OS の種類によって異なりますので、バッチを作成する時に対象の端末のインターフェース名を事前に確認しておいてください。
Windows IPアドレス変更 バッチファイル – お水さんの
http://miz.blue/windows_ipaddress_change_batfile/
- こんな具合で DHCP用や 各環境用のIP設定バッチファイルを作成し、一箇所のフォルダーに纏めてます。 各ファイルを右クリックして、「管理者として実行」 すると反映されます。
Batch File Reference:IPアドレスを設定するバッチファイル(対話式) - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/the_mercury_rising-batch_file_reference/archives/37150912.html
- IPアドレスを設定するバッチファイル。 その際、第4オクテッドの入力はユーザーに任せるバッチファイル。
動作結果
自宅では,SANNETのWifiを使っている。
アパートの部屋に備え付けのインターネット環境だ。
外出時のモバイルルータとしては,クロッシィのL02-Fを使用。
SIMはIIJmioの格安SIM。
これで,まずWindowsのWifiアクセスポイントの選択操作をしてから
上記に掲載したバッチを「管理者で実行」すれば,
該当するWifiアクセスポイントのIPアドレス設定を一発で完了させてくれる。
DHCPが自由に使えるほうが良いのは当然だが,
当面の対処策としては,このバッチで十分だろう。
なおスマホのテザリングは,格安SIMによるテザリングの相性が悪くて
できなさそうなのであきらめている。
モバルーを使いこなしてゆくつもりだ。