Web制作やシステム開発で1人日あたり作業量(=画面数)と金額単価の相場・見積もり目安。3倍ルールやランニングコストを考えると増大
Web制作やシステム開発で,「一人月」や「一人日」あたりの目安・相場平均はどれぐらいなのか?
金額に換算しつつ,作業量にも換算してみよう。
作業量としては,ステップ数よりもわかりやすい画面数を引き合いに出す。
(1)個人が受け取る時給は,経費を考えると「3倍で5千円」にする必要がある
経費を含めると,「個人が得たい時給」の3倍を請求する必要がある。
まず,個人が平均で時給1500円もらうとする(※手取りはもっと少ない)。
その3倍なので,見積もり時の時給は約5000円。
1人日あたり8時間が作業時間とすると,
8をかけて,一人日の作業の単価は4万円。
これが20日間で一人月になるので,20をかけて,一人月の単価は80万円が相場。
もっと安い場合もあるし,高い場合もある。
作業の難易度が高ければ,一ヶ月の単価が100万円を超える。
【ウェブ製作】フリーランスのための見積もりと価格設定のポイント
http://matome.naver.jp/odai/214189041...
- 個人事業主の場合、「振り込まれたお金=儲け」ではありません。"利益を乗せた価格"を算出する必要があります。
- 一般的には給与で得られる金額の3倍
- 「サラリーマンと同程度に稼ごうとする」のなら時給5000円が最低ライン
- 時給5000円で1日8時間の作業を基本とすると、その場合の1人日の単価は4万円
Web制作のリアルな工数と見積もりの話〜フリーランス編〜
http://anond.hatelabo.jp/20130628154129
- Wordpress製で30ページ程度のWebサイト1つで50万円。期限は一ヶ月。
- デザイナー・プログラマ・ディレクターなど業種によって時給は異なりますが、フリーランスの場合は自分一人でそれらをこなすので平均的な時給を考える
- 一例として,平均時給は1500円
- 時給に×3をします。
- 3倍にする内訳は、「自分への報酬, 事業(会社)の売上, 経費」
- つまり時給1500円欲しいと思った場合、見積もりでの時給は4500円
- 4500円だと計算しづらいので、5000円にします
- 時給5000円で1日4時間(半日)仕事をするという考えなので、1日2万円
お見積り例 | Webシステム・業務アプリケーションの開発 | 株式会社アイソルート
http://www.isoroot.jp/business/web_sy...
- 一般的には、1人月80万円〜100万円が標準的
- 難易度の高い開発物や求められる技術レベル、企業の規模などによっては、150万円以上の金額になる場合も
ただしフリーランスの場合,「3倍」ではなく,もっと安くしてアピールすることもある。
Web制作の見積もりは、まずは人月で考える方がよい | ただの通りすがり
http://anon.isc5.com/2013/06/mitumori...
- 時給1500円の人を利益を出しながら雇うためには、3倍の粗利が必要
- というのは、大手企業の話
- 小さいところとかフリーランスだと, 3倍というのは大きすぎ
(2)企業のランニングコストを求めるには,正味の作業時間を「半分」にする必要がある
企業のランニングコストとしてとらえる場合は,これをさらに倍にする必要がある。
なぜなら,正味の作業は,半分ぐらいしか時間を取れないからだ・・・。
そうすると,個人の受け取る時給を3倍にして,なおかつ2倍にして,
結果として時給1万円の計算になる。
これで会社がようやく回る。
ウェブ制作の対価はいくらが適正なのか | Chaos life Games
http://c-pers.co.jp/chaos/kanehiraken...
- スタッフが月20日間、ずっと適正な利益を生み出して請求できる作業をしつづけられるか? 否。
- せいぜいで半分ぐらいしか請求できる作業はできない
- 打ち合わせ、新しく覚える必要のある技術の勉強、修整などなど
- となると、20日ではなく,半月つまり10日分の作業で1ヶ月の経費分をまかなえるような見積りにすることが必要
上記をまともに受け止めると,一人日で8万円になる。
実際には,これをもっと安くしようとする。
- この金額をサービスで割り引いて価格競争をしたり,
- 残業を増やすことで一ヶ月あたりの稼働時間を増やしたり,
- 企業のコストを切り詰めたり
という工夫によって,1人日を8万円ではなく,5万円とかに下げる。
1人日を4万円以下に落とすと,だいぶ良心的な会社,ということになる。
人日計算とシステム:ネットマニアコラム
http://www.netmania.jp/colum/diary/00...
- システム開発の人日計算で,1日当たりの人件費は3万〜6万くらい
- 大手企業になればなるほど高くなります。
- よく目にするのは1人日5万円
【見積もり】1人日とは - PHP | 教えて!goo
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4792624.html
- 見積もりをお願いしたら 「1人日=3万円となります」と返事が来ました。
- 安くて良心的な見積りですね? 僕の会社では倍額かな?
(3)金額の相場から仕事量を逆算すると,「一ヶ月の仕事は100万円の価値を生むべき」「10万円の仕事は2〜3日で仕上げるべき」
では,よく見る金額として,一人日が4〜5万円だとしよう。
一人月では80〜100万円だ。
逆に言うと,「80〜100万円の仕事は,一ヶ月で一人月で仕上げろ」ということになる。
200万円のものを作るなら,2人で一ヶ月。
1000万円のものを作るなら,割り引いても3人で3ヶ月。
月でなく週で考えると,一人日が4万円ならば,5日で20万円。
ということは,「10万円の仕事は2〜3日で終わらせろ」ということになる。
なかなかシビアだが,額面どおり考えるとそうなる。
もちろん,価格や期間を調整したり,作業内容によってバラつきはある。
たとえば,
前提となる「時給3倍ルール」などを抜きにして,
とにかく月に20万手に入ればよい,という場合は
10万円の仕事を半月かけることになる。
「Web制作のリアルな工数と見積もりの話」の話をしようじゃないか! | @raf00
http://coziest.net/?p=572
- 大体50〜100ページほどの企業のコーポレートサイトのリニューアル案件
- 総額250万円というのは概ね妥当
- →3人月ぐらい
(4)Web制作だと,「1ページ2〜3万円を半日で仕上げる」のが目安だが,難易度しだいで大幅に変わる
Web制作の場合,1日1ページから3ページと考える。
このあたりは,ページのデザインや重要性,複雑さに応じてだいぶ変わる。
テンプレートを流用できるか?が生産性のカギ。
かりに,1日で2ページとすると,1人日の平均が4〜5万なので
1ページあたり2〜3万円の単価になる。
この単価は,目安としてそれほど間違っていない。
100ページのWebサイトで250万円程度だ。
これだと見積もりがざっくりすぎるけど。
システム開発を適正な価格で発注し,プロジェクトを成功させる方法(その1:見積編) | TechRacho
http://techracho.bpsinc.jp/morimoriho...
- 現在国内でWebページ作成を外注した場合,品質やコンテンツの量,JavaScript等のエフェクトの有無にも寄りますが…
- 1ページ1万円弱〜3万円くらいの間が多い
- 一部差分ページであれば数千円程度です
- 有名なWebデザイナーに頼んだり,企画から入ってもらったりするともっと値段は高くなります
- が,一般的にPSDレベルのデザインができているか,よほど特殊なレイアウトにならない限りはこれくらいの価格感
PSDでWebデザインをしている方に質問です。一日に平均何ページくらいのペースで作っていますか?私は今年の2月に制作会社から転職してWebデザインの会社で働いているのですが、社長から1日に20ページ作るようにと言われて困っています。1日20ページというのは妥当な作業量でしょうか?... - W3Q
http://w3q.jp/t/6627
- 案件にもよるけど
- トップページ 4〜8h
- テンプレ 2〜4h
- 量産 0.5〜1h な感じ。
- フォーマットが既に決まっていて、原稿流し込みくらいなら1日に20ページいけるかもしれないがまず無理。
- 他社サイトの色とか少しかえて模倣すれば, ギリギリいけるかどうか。 いや、それでも厳しい
- 自分用デザインテンプレ作っておけってことなのかもしれないですけどね。
- 極端に効率重視するなら、業種別にテンプレートいっぱい作って、そのデザインありきで売り込むようにした方が効率的って提案したら?
- 一日3pとかでも客は納得するスピード。
1人月あたり、何ステップ?1画面あたり、何人日でできる?の考え方 - ウィリアムのいたずらの開発日記
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/513c52...
- 1画面1人日 っていうのが、どれほど速くても限界じゃないでしょーかねー。どんな言語でも
- ふつうは、もっとかかる。
- まっさらから作っている状態で、1日で2画面も、3画面も。。。っていうのは、よっぽど、なんか理由がないとき以外は、危険かも。。
Web制作ではなくシステム開発だと,長ければ1画面あたり1人月,とか普通にある。
その場合,1画面に4〜50万円かかっていることになる。
しかし短ければ,1画面あたり1〜2日で終えてしまうこともある。
これなら1画面あたり10万円程度だ。
この違いは,要件の難しさとか,使うツールによっても変わってくる。
総工数(人月) = 0.97 × 画面数 + 0.26 × バッチ数——JUAS「ソフトウェアメトリックス調査」から | IT Leaders
http://it.impressbm.co.jp/articles/-/...
- スクラッチ開発、つまりパッケージソフトを利用せずに独自でゼロから開発することを前提とした場合
- 対象システムに実装する「画面数」「バッチ処理数」から、おおよその総工数が見積もれる
- その計算式 : 総工数(人月) = 0.97 × 画面数 + 0.26 × バッチ数
この工数は妥当?現在、社内システムの開発を...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/...
- Access2007、画面数12、帳票数3、テーブル数11
- (多く見積もった場合)一部上場企業の社内システムで、この画面数、帳票数、ファイル数だと、軽く10人月は超えます。
- (少なく見積もった場合)0.75人月自体について言えば比較的妥当な数字かと思います。
特殊なツールを使えば,1日で10画面のプロトタイプを仕上げることにある。
jDeveloperを使って素敵なUIモックを一日で作る その1 - hiratukagonnの日記
http://d.hatena.ne.jp/hiratukagonn/20...
- 10画面くらいあったりすると一人でも5日間くらいはかかってしまいます。
- →ちゃんと仕上げるためには1人日で2画面ぐらいという計算
【17-C-4】「Axure RPによる画面プロトタイプを活用した要件定義の改善:野村総合研究所、NTTデータの事例紹介」細谷賢一氏
http://www.slideshare.net/devsumi/17-...
- 慣れてくると1日10画面程度作成可能
デブサミ2012に行ってきた 2日目 - miyohide's blog
http://miyohide.hatenablog.com/entry/...
- HTMLとかで書くとなると結構時間がかかったりするんだけど、Axure RPでは1日10画面程度作れるとのことなので、そこは大きなメリットかな。
このように,あまりにも「一日での作業量」が違いすぎるので,
難易度に応じて工数を段階的に変えるのが一般的だ。
見積 PG, SEというお仕事
http://barney.webcrow.jp/work/seQuota...
- 要件が分かったら、 それを元にだいたいの画面数や機能数を考えていきます。
- この時、それぞれの画面の「作成難易度」のようなものも一緒に考えます。
- 難易度の高いものほど、作成するための作業量も増えるため