「ドメイン変更」やURL移転後の「リダイレクト・転送」は,PageRankとSEOに影響する。Google検索順位に若干マイナスなので,Webサイト移転時に要注意
ドメイン変更やサーバ変更のために,WebサイトのURLが移転する場合,どうすればSEO的にトラブルを避けられるか。
リダイレクトによって新ドメインに転送する場合,サイトの PageRank や検索結果の順位はどう変わるのか。
下記にまとめておいた。
(1)ドメイン変更でリダイレクトする場合
(1-1)ドメイン変更でリダイレクトすると,ページランクは落ちる
Googleの公式の見解として,
サイト移転時に「リダイレクト」すると,ページランクは下がる。
移転前のサイト評価を100%とすると,
リダイレクト後の移転先サイトの評価は85~90%だ。
301リダイレクトとは/リダイレクトはSEOには諸刃の剣――301/302のサイトを活かす使い方・殺す使い方 | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2...
- テストやグーグルの発言から、正しく使用した301リダイレクトでは,元のリンク資産のうち85%程度が引き継がれることが知られている。
301リダイレクトで何%のPageRankが失われるのか? => リンクを通したときと同じ | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/wh...
- あるページが持つPageRankは, そのすべてがリンク先ページへ渡されるわけではない
- PageRankのオリジナルの論文には, 85%ないしは90%に減じてリンク先ページに渡される, と書かれてます。
- つまり, リンクによるPageRankの受け渡しも,そのいくらかが失われる
- 301リダイレクトの場合もこれと同じことが起きている
- リダイレクト元ページが持つPageRankは, いくらか減った状態でリダイレクト先に受け継がれます。
(1-2)リダイレクトのついでに,バックリンクも更新することが重要
リダイレクトによって評価が部分的に失われるものの,
だからといってリダイレクトが悪いわけではない。
というか,リダイレクト以外の方法など,なにも無い。
Webサイトが移転してドメインが変わったら,
その事実をGoogleに伝えるための最善の手段はリダイレクトだ。
なので,ためらわずにリダイレクトしよう。
ただし,可能な限り評価の損失を防ぐために,できる限りの事もやっておこう。
自分のWebサイトに対してリンク(=被リンク,バックリンク)が貼られている場合,
旧サイトヘのリンクは,新サイトへのリンクに書き換えよう。
そうすれば,「リンクの形式が古いせいで,リダイレクトによって評価が減少」という事態を避けられるから。
また,単に新サイトのトップページへ転送するのではなく,
個別のページごとに新しいページへ転送されるようにしよう。
Googleが認めた、「301リダイレクトでPageRankが失われる」 | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/so...
- しかしながら、ドメインの移転には301リダイレクトが最善の対応方法であることに変わりはありません。
- PageRankの喪失を最小限に抑えるために、バックリンクが指し示すURLを, 旧ドメインから新ドメインのURLへ可能な限り修正した方がよさそうです。
Webサイトをリニューアルしたところアクセスが減ってしまいました - SEOのホワイトハットジャパン
http://whitehatseo.jp/%E3%83%9B%E3%83...
- ありがちなミスの1つに、トップページへ301リダイレクトを向けてしまうというものがある
- 旧URLから全てをトップに向けるのではなく、必ず対応した新ページヘの301リダイレクトを行ないましょう。
(1-3)サイト移転の直後はアクセスが減るので,覚悟すること
リダイレクトによる減少を抜きにしても,
サイトを移転した後はアクセスが半減する。
そのことは覚悟しておこう。
新ドメインに移行してから半月~1ヶ月ぐらい,
アクセスの本当に少ない時期がある。
そこを乗り切ると,安定したアクセスが集まるようになる。
ただし,安定した後にも,リダイレクトのせいで85~90%ほどまで評価が落ちている。
独自ドメイン移行後に2ヶ月でGoogle PageRank5に戻ったという話! - 裏技shop DD
http://shopdd.jp/blog-entry-1110.html
- ドメインなどの移行時には, 最初検索の表示順位を一時的に下げる処置が取られるらしい
- 移行後, 最初の月は移行前の半分程度まで検索エンジンからのアクセスが落ちました。
- 一応旧ドメインからリダイレクトをかけていたのですが、その影響もあってか, 移行後すぐはアクセス数が本当に落ちました。
(2)リダイレクトの注意点
(2-1)リダイレクトすると,旧ドメインのペナルティも引き継がれる
ドメイン変更時のリダイレクトで,注意しておきたいことがある。
旧ドメインで手動ペナルティなどの問題が発生している場合,
新ドメインに「負の遺産」を引き継がないほうがよい。
問題のある旧ドメインから,移転後のサイトにリダイレクトすると
旧サイトの低評価も引き継がれてしまう,というわけ。
この場合,あらたにサイトを作り直して,旧サイトとは関連付けないほうがよい。
301リダイレクトのやり方と注意点・危険性について | WP SEOブログ
http://www.seotemplate.biz/blog/in-li...
- 現在のGoogleは,場合によっては301でペナルティを引き継ぐようになっています。
ドメイン移転時のSEOとペナルティ回避のためのドメイン移転方法 | レンサバネット
http://rensabanet.com/blog/seo/9421/
- 最近のGoogleは、「ペナルティ回避のためのドメイン移転」と判断した場合には、新ドメインにペナルティを与えるような動きもあります
- なので、ペナルティ回避の為にドメイン移転するのはやめたほうが良い
(2-2)リダイレクトを使って,意図的に評価を上げたり下げたりする行為は禁止
リダイレクト先には,ペナルティなどの悪評価も受け継がれる。
この性質を,競争目的で悪用する人も現れる。
「ライバルのあのサイトに,ペナルティを浴びせてやりたい…」
もしもそんな動機で,
ペナルティつきのサイトから誰かライバルのサイトへリダイレクトしたら,
相手のサイトの評価をおとしめる…という「攻撃」が成立するのだろうか?
答えはNOだ。
ネガティブSEOを目的とした,正当な脈絡のないリダイレクトは,Googleから無視される。
ホワイトSEOであれ,ネガティブSEOであれ,
意図的にページ評価を操作しようとしてリダイレクトすると,
その意図をGoogleは見抜く。
上げるのも下げるのもダメだ。
サイト移転目的の301とネガティブSEO目的の301をGoogleは区別する | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/go...
- ペナルティなどの問題があるサイトを,競合や気に入らないサイトにリダイレクトしようとする状況を,過去にたくさん見てきている。
- だが、そのような不正なリダイレクトは,Google側でちゃんとアルゴリズムが検出する。
- 問題があるものを既存のサイトにリダイレクトしようとしていることがわかったら、複数のサイトを1つの大きなサイトに統合しようとしているのではなさそうだ, ということをGoogleは理解する。
301リダイレクトをSEOに使用?絶対にしてはいけない事とは? | ネットビジネスで最短時間で稼ぐ実践情報を公開
http://netbe.jp/301seo/
- ページランクの高いオールドドメインを購入し、 そのドメインから新しいドメインに対し、 301リダイレクトを行なうという手法。
- 実際にSEO効果が認められる301リダイレクトですが、 使用には注意が必要
- グーグルはSEO目的での301リダイレクトを認めていません。 最悪, ペナルティをもらってしまう
本物の移転ではないのにリダイレクトしている場合,
ページランクをガクンと下げられ,検索インデックスから完全に削除されることもある。
そういうリダイレクト設定はすぐにやめよう。
ドメイン移転案内をやめたサイトのページランクが直ぐに戻る | WP SEOブログ
http://www.seotemplate.biz/blog/seo-e...
- 移転先リンクを試しに「Yahoo」にしたらPRはどうなるのかなと思ってやってみたのですが、結果は…
- インデックス削除されました
- 移転ではないことが100%わかりますし。
- Googleは本当に移転なのか否かのチェックはしているということ
1年以上301リダイレクトしていたサイトの転送設定を解除した結果 | パシのSEOブログ
http://www.jweb-seo.com/blog/wordpres...
- 301を実施した時は、少しでもサイト評価を移せればと思ったのですが、最近のGoogleは, 本来の使い方ではない301に厳しくなっている気がする
- なので、リンク評価を移すことを目的に行っていた301は全て解除しました。
(3)同一ドメイン内でのリダイレクトは問題なし
ドメインが変わる場合,リダイレクトでページランクが減少する。
しかし,ドメインが変わらない場合は問題なしだ。
同一ドメイン内でのリダイレクトは,
ページランクの減少は特に発生しないものと理解されている。
301リダイレクトするとリンクジュース(PageRank)が85%に減る? | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/30...
- 「同じドメイン内での301は,ほぼ完全にPageRankが移り、別ドメインへは喪失が発生する」
301リダイレクトで受け渡されるPageRankや処理にかかる時間 | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/un...
- PageRankの減少はサイト間・ドメイン間のリダイレクトで発生する
- 「サイト内のあるページから別のページヘのリダイレクトでは,すべてのPageRankが渡されると思う」
- この辺りの実情がどうなのか,信頼できる情報が見つからない
(4)ぶじに移転を済ませるためには
(4-1)サイトが移転したことを,Googleにちゃんと理解してもらう
「移転ではないのに,不正にリダイレクトしている」
という輩に対して,Googleの処置は厳しい。
しかし逆に言うと,Googleが「これは正当な移転だ」と判断すれば
すみやかにページランクが引き継がれてくれる。
301やcanonical無しのドメイン移転でページランクが移るのか実験の結果 | WP SEOブログ
http://www.seotemplate.biz/blog/seo-e...
- どのような移転処理であっても,Googleが移転と判断したサイトについては、ページランクが移転先から移転元に移る(同じになる)
- 301リダイレクトやcanonicalを使わなくても、移転処理が行われる
- Google側での処理が早すぎます。
正当な移転であることを,Googleに理解してもらうためには
Google製の「アドレス変更ツール」を使うとよい。
ここから移転を登録すると,さらに早く新サイトがインデックスされる。
ドメイン名変更をともなうサイト移転では、すべてのURLを一度に転送したほうがいい | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/jo...
- アドレス変更ツールは、ドメイン単位でだけ使用できる
- アドレス変更ツールの使用は必須ではありません。
- しかしドメイン全体を一度に転送ができるなら、アドレス変更ツールを使ってGoogleの移転処理をさらに促進させることが可能
(4-2)リダイレクト設定ができない場合は,移転リンクを明示しよう
Webサイトの移転時に,リダイレクトができないと言う場合もある。
Webサーバの .htaccess ファイルをいじる必要があるので,
無料ブログとかホスティングサービスの種類によっては,
301リダイレクトの操作ができないのだ。
サイト(ブログ)のお引っ越し(移転)は301リダイレクトを。出来ない場合は、メタリフレッシュ(meta refresh)とrel=”canonical”を! / もっと知りたいリンゴあれこれ
http://rinare.com/rel_canonical_meta_...
- 301リダイレクトの設定が出来るのは.htaccessというファイル
- しかし .htaccess は普通、無料のブログサービスではいじらせてくれないファイルなのです。
リダイレクトができない場合は,仕方がない。
そのかわりに,旧サイトから新サイトへ移転した旨を明示して,
旧サイト上にリンクを掲示しよう。
この場合も,Googleが「これは正当な移転だ」と判断できさえすれば
旧サイトのページランクが新サイトへ引き継がれる。
リダイレクトの場合と同じように,
旧サイトの85~90%ほどの評価が新サイトへ渡ってくれるのだ。
301リダイレクトとは?ページ・サイト移転方法と期間
https://www.allegro-inc.com/seo/301-r...
- ページランクは, リンクによって失われる量と、301リダイレクトによって失われる量はほとんど同じ
- つまり301リダイレクトと移転リンクは,目的に応じて使いわければよい
(4-3)新サイトに移転後は,旧サイトを放置せずに維持せよ
ドメイン変更時に,移転前の旧サイトを放置するのはNG。
なぜなら,新サイトは「旧サイトのパクリサイトだ」とみなされてしまうから。
301リダイレクトによる被リンクの引き継ぎ | 検索順位の変動 | パシのSEOブログ
http://www.jweb-seo.com/blog/wordpres...
- ドメイン移転して旧サイトを放置するような場合には、必ず301リダイレクトを行ってください。
正しいドメイン変更の方法 | SEO対策 - SEO TECH
http://seotech.jp/293
- 単にドメインだけを変更してしまうと,Googleはこれをコピーされた異なるホームページとみなしてしまい,大きく順位が下がってしまう可能性もあります。
旧サイトからのリダイレクトを設定したら,旧サイトはそのままにしておこう。
新サイトを運営し続ける限り,旧サイトからのリダイレクト設定はずっと保っておく。
旧サイトを維持する間,サーバやドメインの維持費がかかるが,それは仕方ない。
新サイトへ,過去のプラスの遺産を引き継ぐためには,その措置が必要なのだ。
旧サイトで使っていたドメインが,
赤の他人に転用され,悪用された場合に生じるリスクのことを考えてみよう。
新サイトを保持する限り,旧サイト・旧ドメインも保持したほうが良い
という事がよくわかるだろう。
ドメイン変更による順位は? | SEO | 清野剛のふわふわビジネスブログ
http://fuwafuwa.biz/seo/risk-with-dom...
- 原則として、URLを変更するサイト移転で旧サイトの評価を新サイトに引き継ぎたいのであれば、旧サイトは永遠に保持し、301リダイレクトし続けるものだと思っておくべき
【まとめ】SEOを考えたサイトリニューアルの手順と注意点 | Adlib
http://ad-library.jp/hp-renewal/#i-7
- 旧サイトのドメインは, 可能であれば半永久的に保持することをオススメします。
- 旧サイトからのリダイレクトによる流入などがなくなれば, 更新せず解約しても構いません
- が、その後旧ドメインは誰かに使用され, 悪用される場合もあるので要注意
旧サイトをずっと維持することは無理だ,というケースもあるだろう。
その場合であっても,旧サイト側で移転を明示してから,
「少なくとも180日間」は旧サイトをそのまま維持しておくように
と勧告されている。
サイトを新しいドメインに移転した際に、Google 検索結果でのランキングの引継ぎにかかる時間について - Google プロダクト フォーラム
https://productforums.google.com/foru...
- サイト移転に関して「混乱を防ぐため、少なくとも 180 日間は, 以前のサイト・ドメインの管理権を保つのが最善です。」とある
- 100日後という事例を紹介している人もいます。