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外付けHDDやPCハードディスクの「危険温度」の目安は,50℃を超えると故障率が高く寿命が減る。60度以上の発熱でいつ壊れてもおかしくない。65℃の高温で即死


PCのハードディスク(USB外付けHDD等)は,高温・発熱にとても弱い

真夏に冷房をつけずに高負荷な作業をすると,3〜4年物のディスクならイチコロだ。


そこで,どれぐらいの温度でハードディスクは危険なのか?

HDDの寿命をのばすための,高温の対策法は何か? などを下記にまとめた。

(1)HDDは,50℃から壊れやすく,60℃でいつ壊れてもおかしくない。65℃で即死

HDDの温度は,50度を超えると壊れやすくなり,故障率が上がる。

Googleによると、ハードディスクは温度や使用頻度に関係なく故障する - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20070219_dis...

  • ハードディスクの温度が50度を超えるような環境であれば、故障率は如実に上昇しています。
    • これはハードディスクのメーカーも推奨していない温度なのでさすがに当然


普段のHDDの温度が36度〜38度ですが温度的にどうなんでしょうか?...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/...

  • 40℃前後なら普通。45℃くらいでも大丈夫
  • 55℃以上は危ない


価格.com - 『HDDの温度が50度を越えます』 NEC LaVie L LL870/BS PC-LL870BS のクチコミ掲示板
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000118158...

  • 50度以上になると,1度上がるごとに寿命が短くなると言う話もあります


また60℃からは,ハードディスクの寿命が非常に短くなり,
いつ壊れてもおかしくない。

そして65度を超えると,基本的には「即死」である。

ディスクと共に中身のデータも死ぬ。

ハードディスク を長持ちさせるための対策- HDD 大量搭載実験サイト
http://hddbancho.co.jp/deteriorationa...

  • ハードディスク温度が60℃を超えると寿命が大変短くなってしまう
    • とくに65℃を超えると即死する
  • 長時間のハードディスク・アクセスを強いるタスクを夏場にすれば,65℃はたやすく届いてしまう
    • エンコードや録画、デフラグなど,
  • 温度計測ソフトで,TemperaureのWorst欄に60℃以上が記録されていて今後も冷却環境を変えないのであれば、いつ,そのハードディスクが死亡してもおかしくないのだ。


価格.com - 『HDD温度が「68℃」!崩壊!!』 IODATA HDCA-U1.0K [ブラック] のクチコミ掲示板
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000165771...

  • なんと「68℃」!!
    • 時すでに遅し、保証期間過ぎているのでばらしたらこわれてますた。データはパー!


このように,HDDは熱に非常に弱い。

なぜ熱に弱いのだろうか?

その理由は,HDDの内部の構造が,温度の変化に敏感だから。


ちょっとした温度の違いで,
ディスクを読みだすヘッドが動いてしまう。

精密機器なので,ナノ単位の動きでもNGだ。

ヘッドの動きにミスがあれば,ディスクは傷ついて,
物理的なエラーを生む。


もともとハードディスク自身が熱を生みやすいうえに,
さらに部屋が暑ければ,高温に拍車がかかる。

温度の影響でHDD内部の動作にミスが起きやすくなり
こうしてHDDはポシャるのだ。

“節電”でHDDが危ない?:夏場に起きやすいHDD障害、その傾向と対策 (1/2) - ITmedia PC USER
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/artic...

  • HDDサルベージサービス「データ復旧.com」を運営する日本データテクノロジーによれば、HDD復旧の依頼件数は、夏になると平時の約1.5倍と、目に見えて増加する
  • 「元々HDDは熱に強くない構造をしています。最近のHDDはヘッドのチップ内部にある微少なヒーターの温度変化によって、ヘッドをディスクから数ナノの位置に下げ、データを読み取っている」


夏場はハードディスクが故障しやすい!?その理由と復旧方法
http://matome.naver.jp/odai/213768803...

  • ハードディスク自身も熱を発する
    • そこへ更に、夏場のような暑さが重なると、ハードディスクの基板だけでなく内部の機器にまで熱が伝わり、急速に品質が低下していきます。


なので,HDDの寿命を延ばすためにも
高温を避けるようにしよう。

外付けHDDの寿命の目安は「3年半(=1万時間)」だから,
温度に気をつければ,平均して3年はもつ。

外付けHDDの寿命・耐用年数は,1万時間(3〜4年)が故障ピークの目安。壊れて認識しなくなる前に,バックアップやスペアなど要対処
http://computer-technology.hateblo.jp/entry/20150112/p4

  • メーカー設計によるおおまかな目安は,1万時間だ。
    • 一日8時間使っていたら,3年半。 つまり3年から4年である。
  • この数字の通り,世界的な統計によると,外付けHDDは4年ほどで故障のピークを迎える。

(2)低い温度ではどうか?

50℃までの間は,ハードディスクの故障率は変わらない。

30℃とか40℃なら適正温度なので安心できる。


50度まではメーカーの動作保証内だから,まず安全だ。

この点については,サーバを多数運用しているGoogleが
実験結果を公表している。


ということで,温度が50度よりも低い場合,神経質になる必要はない。

5,000円で自作PCの夏を乗り切ろう,HDDクーラーは効果大! - rtyping@寝モバ
http://d.hatena.ne.jp/shootingray/201...

  • 世界一HDDを持っている(と思われる)企業GoogleのHDDレポートでは, 50℃を超えない限りHDDの故障率は変化しないそう


HDDは高温になっても大丈夫? 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/...

  • HDDメーカー各社が、Webサイトに掲載する製品情報によれば、HDDの動作保証温度は一般にはおよそ0〜55℃の範囲です。


ただし,温度が低すぎるのもダメ。

0℃〜5℃のような低温状態だと,やはりHDDに負荷がかかり,寿命が減る。

暑すぎ・寒すぎの両極端を避けるようにしよう。

HDDの危険温度 【OKWave】
http://okwave.jp/qa/q4409865.html

  • 0〜5℃、50℃以上は負荷が掛かる


HDDの温度が何度くらいになると熱暴走が起こりますか?HDDの...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/...

  • 50度を超えると故障率が上昇する
  • 逆に30度を大きく下回るようでも故障率は上昇する

(3)温度だけでなく,湿気もHDDの大敵

温度だけでなく,「湿度・しっけ」も重要。

空気中の水蒸気が結露して,
水滴が現れるようなシチュエーション(=結露)は,とてもまずい。

電子機器は,水分で一発で壊れるから。

HDDも例外ではない。


なので,HDDの置き場は湿気がたまらないように気をつけよう。

夏場はエアコンの除湿,梅雨時は除湿機を使うように。

第22回 パソコンが正常に動作する温度や湿度などはどれくらいか? - 道すがら講堂
http://michisugara.jp/archives/2011/l...

  • ずばり、結露しない湿度と温度にしてください。
    • パソコンは電気で動いているのですから、結露して水滴がつくとショートしてしまうから
  • 急激な温度変化を起こさないのが, 結露を防ぐ一番の対策法です。
    • もし結露が起こりそうな環境であれば部屋とパソコンを暖かくし、除湿器などを設置することが大切です。
    • 特に梅雨の時期は気をつけましょう。

(4)HDDの高温を避けるための対処法

ここまででわかるのは,まず第一に「高温多湿を避けるべき」ということ。

特に日本は暑い国だから,
寒すぎて壊れるという心配は少ない。

HDDを長持ちさせるためのポイントはやはり「熱」だ。


HDDの熱対策は,
「部屋の温度を下げる」というのが一番良い。

部屋内・オフィス内に空調をきかせること。


ここで盲点は,部屋を留守にする時や,休日のオフィスだろう。

エアコンがオフなので,放置されたHDDが高温になりやすい。

そのわずかな期間に,3〜4年物のHDDが死ぬのである。

ASCII.jp:HDDが熱すぎるはヤバい!? データが壊れる前にすべきこと (1/4)|HDDやSSD、オンラインストレージを安全に活用するテクニック!
http://ascii.jp/elem/000/001/017/1017...

  • 夏場はHDDが故障しやすい、という修理業者などの話をよく耳にする。
  • 一般的には、HDDの稼働時の温度が...
    • 50度を超えると徐々に故障率が上がり、
    • 60度以上になると、いつ故障してもおかしくない危険水域となる。
  • なにより、PCを使う部屋の温度を下げることが重要。
    • 室内温度が下がるだけでPCの内部温度、ひいてはHDDの温度を下げるのに効果大


LAN DISK 〜暑い夏場の安定稼働と節電対策に〜 | IODATA アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/ssp/nas/1408nas/

  • 社内のデータ共有やバックアップなどで常時稼動状態にあるNASにとって, 暑さは天敵です。
  • オフィスに置きっぱなしで運用されることの多いNASで, 見過ごせないのが休日の室内の温度上昇です。
    • 平日と異なり空調が入っていないため、ただでさえ発熱しやすいハードディスクに室温の上昇が重なると、故障の大きな原因となります。


HDDが壊れる主な原因とその対策 | 外付けHDDのデータ復旧 | データ復旧のパソコンサポートやまもと
http://datarescue.yamafd.com/causes_o...

  • また、真夏の時期に, 空調の効いていない部屋の中で長時間HDDを使うと壊れる


では冷房を使うとして,どれぐらいの室温に下げればよいのだろうか?

涼しい時期や冬場の目安としては,
室温に +10℃ 程度がハードディスクの温度,と思えばよい。

しかし夏場や,日光の当たりやすい環境だと全く異なり
室温+20℃ は見込む必要がある。

この温度が,先に見た通りの40℃台におさまればよいわけだ。

内蔵HDDの内部温度は? - デスクトップPC | 教えて!goo
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2547730.html

  • 室温21℃でHDD47℃は高いですね。
  • 普通なら +10℃ +α


価格.com - 『ハードディスクの温度が高すぎます』 EPSON DIRECT Endeavor MR3000 のクチコミ掲示板
http://bbs.kakaku.com/bbs/0010X518255...

  • カバーを空けて扇風機でケースを冷やせば夏場は乗り越えられるよ
  • 室温が30度超えたら、HDDの温度も50度は超える。
  • HDDは少しだけでもファンをあててやると、 劇的に温度が下がります。


またUSBタイプなどの扇風機で,HDDに風をあててやるのも効果大。

夏場にUSB扇風機でHDDを冷却するのは故障防止に割と効果あり | ネットワーク型HDD(NAS)のデータ復旧 | データ復旧のパソコンサポートやまもと
http://datarescue.yamafd.com/recommen...

  • 毎年夏にはUSB扇風機が活躍しています。
  • 外付けHDDやNASの横から風を当ててやると、明らかに熱が上がらなくなります。


暑さで外付けHDDがお亡くなりになりました。扇風機あててたら多少ましで...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/...

  • 時間がかかる処理があったので, PCをつけっぱなしにしていた
    • が、ここ数日の暑さで部屋の温度が高かったからか、 暑さで外付けHDDがお亡くなりになりました。
  • ケースから出してあげましょう。
    • 要するにケースが保温箱になっちゃうのです
  • 外付けHDDにUSB扇風機をあてています。多少ましです


さらにデスクトップPCの場合は,
ハードディスクの部分が風を受けやすいように,
ケースを開いてしまう。
という手もある。

ケースの側面をとっぱらい,
中身が見えた状態で使うのだ。

これなら外気にさらされるので,HDDに熱がこもらない。


しかし,これは逆効果な場合もある。

ケース内の空気の流れが計算されつくしているような
良いデザインだと,ケースは外さないほうが良い。

ケースのエアフローがどうなっているのかを確認するとよい。

夏場のPCメンテ:ケース開けっ放しって冷却効果あるの?
http://freesoft.tvbok.com/tips/window...

  • 「開放した方が空気の流れが良くなるぜ」ってなPCケースの場合は、夏場はケース開けっ放しも有効な手段。
  • ただし逆に,サイドパネルを開放すると、エアフローが極端に悪くなるというPCケースが結構あります。
    • HDD冷却用にFANが付いていない、メモリ付近にFANが付いていないケース・マザーボードは、サイドケースを開放するなら何か工夫する事


また,HDDの高熱を避けるために,真夏の高負荷な作業は避けよう。

ハードディスクの「温度が上がりやすい」作業とは,
長時間のディスクアクセスが必要な作業だ。

  • デフラグ
  • ディスクのスキャンによるチェック(ウイルス対策ソフトなど)
  • 動画の録画やエンコード

こういった重い作業を,真夏の暑い時期に行なうのは自殺行為。

ディスクに熱を与え,寿命をすり減らしてしまう。


だから,負荷の高い処理は,できるだけ涼しい時期に行なうように・・・。

ハードディスク(HDD)の故障は、なぜか夏に増える!? | パソコントラブルの原因と解決方法
http://www.dougdees.com/pc-trouble/20...

  • スキャンディスクのようなハードディスクを酷使する仕事をしますと, ハードディスク自体の温度がかなり上昇します。
  • これに夏の高温時には, 上昇した外気の気温や元々の湿度が加わるのですから, 故障しても不思議ではありません。
  • そのために梅雨から秋の彼岸頃までは, ハードディスク制御が困難になることが多く起こります。
    • 特に3、4年以上経過したハードディスクは夏場に壊れやすく、夏場を乗り越えても9月、10月の秋に入って壊れるケースがあります。
  • 日本の夏は夜間でも20度以上になることが珍しくありません
    • 一日中運転したパソコンが, 夜間に冷やされることが出来ないまま, 翌日運転して又発熱する. の悪循環を繰り返します
  • ハードディスクの寿命を長く保つには
    • ハードディスクに大きな負荷をかけ温度上昇を引き起こしやすい作業は, なるべく秋、冬まで待って涼しくなってから行なうこと
    • スキャンディスクやデフラグなど


ノートパソコンのHDDの温度が56度。……この時期はこんなものでしょうか? - ノートPC | 教えて!goo
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3209580.html

  • デフラグなど集中的にHDDのアクセスをするような事をしますと, 50度は超えます
  • HDDに負荷をかける作業をする場合は、卓上扇風機(千円くらいで購入したもの)を使用しています
    • 40度くらいにまで冷却することができます。
  • 最近のデスクトップ機で, まともにエアフローが確保されていれば、最近のHDDで温度が50度を超えるのは異常


外付けHDDの購入を考えているのですが・・・ | Apple サポートコミュニティ
https://discussionsjapan.apple.com/th...

  • 最大の敵である暑さが厳しくなる前に, 全てのバックアップをとりたい

(5)ハードディスク以外のパーツも,かなり温度が上がるので注意。特にCPUは90℃まで

ちなみに,高温で壊れるのはHDDだけではない。


HDDは温度が上がるが,CPUはもっと上がる。

HDDが50℃から危険なのに対し,
CPUは90℃以上で危険だ。


対策として,パソコン内部のホコリを掃除しよう。

ノートPCのCPU温度は90度以上が長時間続くと危険。Coretempで計測して負荷を減らせ
http://computer-technology.hateblo.jp/entry/20140428/p4

  • ノートパソコンのCPUは、80度・90度になってもすぐに壊れてしまうということはありません
    • が、90℃以上が長時間続くとかなり危険


ノートPCファン内部のホコリを掃除したら,CPU温度が50度下がった・・・(写真付き)
http://computer-technology.hateblo.jp/entry/20140506/p2

  • 丸6年分のホコリがぎっしりと,層状に蓄積されていた。
  • で,それを除去したら,ノートPCの温度が100℃から50℃まで下がった